たくさんの応援本当にありがとうございました。
昨日1日のダイジェストをお届けする前にまずは安心してください。
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元気です。非常に怒ってます。
とても大きな傷からは想像できないほど元気です。
それでは昨日一日のダイジェストを。

手術前日の夜。
あたしは悲しいとか辛いとか心配だとかそういった感情がないのに常に目が潤んでた。
いつも通りひびこを股に挟んでガオの尻を抱いて寝るとガオの尻の毛が濡れるのがわかった。
ああ・・涙出てるな・・・そう思ってすぐに寝てしまったらしい。
朝起きるとまだ頬が濡れていた。ずっと泣きながら寝ていたのか?
泣いてる意識がないのに泣いてると言う不思議な現象。
子供達はあたしが泣いてることにはたぶん気付いてないと思う。
朝はひびこが起きないのでガオと二人で散歩25分、そのままガオを車に乗せた。
ひびこを起こしてひびこだけ連れて15分散歩。小雨だったので短かった。
帰宅してひびこにご飯を与えあたしも冷凍してあった赤飯を食べた。
ガオを車から降ろしてくる。
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ガオ君の不貞腐れた顔を見て見ぬふりで出勤。
お出かけのおやつが無いのでキョトンとしてたな。
今日は仕事が忙しくて来客も長かったし泣いてる時間はなかった。
でも油断すると涙目になるのはわかった。
11時すぎに銀行へ行ってそのまま帰ります・・・と言って銀行の前に病院へ(笑)
受付を済ませると出て来た受付番号は44 かなり不吉である
嫌だわ と思いながら銀行へ・・・そして帰宅
ガオ君はあたしの顔を見るとすぐにキッチンへ行ってフードのある棚を見上げてた。
「さて『ポ』行くよ~~!!」と散歩で気をそらす。
30分散歩をしてチッコうんこをしてスッキリ
そのまま車に乗って病院へ。
院長先生と少し話してガオ君の麻酔を入れる管を血管に入れるところまで付き添い。
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先生に「よろしくお願いします」
ガオに「母さん迎えに来るまで『言わない』して寝んねしてなさいね」
『言わない』とは吠えないってガオひびあたしの中での言葉。
先生に1礼して診察室を出る時あたしの目はたぶん真っ赤だったと思う。
病院を出て車の中で久しぶりに嗚咽して泣いた。
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ひびこと家で少し過ごしてバイトへ。
行ってきますのおやつがなくても知らん顔のひびこ・・・やっぱり手のかからない子。
バイト中に院長先生の予約状況を携帯で確認してた。
小さなオペなら『手術中』と書いたまま予約を受けつけるのですが今日の予約には院長の名前がなかった。
大きな手術の時はいつもそうなのでガオの手術はやっぱり大きい手術なんだと思った。
4時15分に見たら院長は手術中と書いてあるものの予約を受け付けてたのでそろそろ終わるんだなと思った。
ガオに噛まれた血豆が痛い・・・・きっとガオはもっと痛いに違いない。
5時前に院長の診察がスタートしたので手術が終わったとわかった。
6時に仕事を終えてしばらくボーッとしてから病院へ向かった。
「ガオどうでしょうか・・静かに寝てるなら会わずに帰ります。」と告げると確認しますと。
「がおたさん・・どうぞ」
院長先生がCT画像を見る部屋に案内してくれた・・・その時奥の部屋から聞き覚えのある声がギャンギャン騒いでるのが聞こえた(苦笑)
「元気ですよ」「そうみたいですね」
先生の説明を聞く。
残念ながら願ってた喜ばしい話ではなかった
淡々と聞いて淡々と質問して一つ一つ納得する。
ガオの腫瘍は3か所。
CTを撮影して良かったのはわかってた一か所以外の腫瘍が2個見つけられたこと。
綺麗に取れたとは思うが断言できない・・残ってる可能性がある。
一つは骨にくっついていてそれがひょっとして残ってるかもと。
転移についてはCTを撮ったにもかかわらず現段階ではわからない。
甲状腺ガンと断定されたもの以外の2つの腫瘍が何かまた病理検査に出すと。
それが何かわからない限りは治療方針も決められないと。
言われたわけではないけどあたしは「ガオは死ぬんだな」と思った。
とは言え「これはいったいどこの家の話なの?」そんな気分で全く悲しくない。
摘出した腫瘍を見せてもらう。
砂肝みたいな・・・そうそう数年前摘出した『おタマ』みたいなものが一個。
アーモンドくらいのものが一個。もう一回り小さいものが一個。
「いったいいつからこんなものがあったのか・・あたしとしたことがこんなになるまでどうして見つけられなかったのか・・」
と自分を責めるように言うと先生は「違う違う」と首を振った。
「見つかった段階でこれ(おタマくらいのもの)より大きい子はたくさんいます。ましてやこちら(アーモンドとその一回り小さいもの)については皮膚の上から我々が触っても恐らく確認できなかったでしょう。CTを撮って初めて確認できる大きさです。」
あなたのせいではないと言ってくれてるように感じてホッとした。
「余命宣告的なものが出たらあたしは仕事を休むか辞めるか半分にするか調整します。そういったものは?」
「病理検査の結果を待ちましょう。今の段階では見ての通りで元気いっぱいですから余命云々は考えないでおきましょう」
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ガオ君はずっと怒ってた。目をあわせない。だけど尻はあたしの膝にくっつけていた。
CTとオペと言うのに保険に入ってたせいか会計は思ったほど高くなかった。
家に到着してガオ君を車に乗せたままあたしは家に入りガオ君のご飯をふやかした。
とにかく吠えないように・・・・と先生に言われたから。
ご飯の準備をしてると大騒ぎになるからそれがないように準備をした。

完全にふやかしたご飯を与えるとうまく食べられないようだ。
ひびこに狙われるといけないのでガードするが食べるのがすすまない。
傷が痛いか糸で突っ張るかそんな感じで食べられないようだった。
ひびこが近寄ってきたのでひびこを抱いてリビングへ行くとガオは食べるのをやめてついてきた。
残すなんて・・・・急に悲しくなった。
手でフードをとって与えるとなんとか全部食べた。
それからガオ君はずっとソファーの上。
あたしがキッチンで立ったままご飯を食べててもひびこだけが足元にいた。
冷蔵庫をあけてもガサガサ音をしてもガオ君が来なかったのは初めてかもしれない。
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朝昼は泣いてたあたしだけど先生の話を聞いてからは涙も出ない。
この元気なガオがいったいどうやって死ぬようなことに変化していくのか想像が出来ない。
もちろんまだ病理検査の結果が出てないから先生から助からないと言われたわけではない。
だけどあたしの中の現実的ながおこが「もうどうやっても無理やん。」と思ってる。
一方非現実的ながおこは一般的な飼い主と同じで「ひょっとして奇跡がおきるかも」と願ってる。
今までまずは13歳、次は15歳、頑張って17歳まで生きてくれるといいな~と思ってたけど目標は12歳を迎えることになった。
今日のブログを書き終えてやっぱり他人様の話のようだ。
まだ悲しくない・・全くもって悲しくない。
きっと目に見えて実感する何かが起きるまでこのまま普通に暮らせると思う。
それはガオ君にとってもあたしにとってもひびこにとっても良いことだと思う。

さて今日は何か疲れちゃった・・・またガオ君の尻を抱いて寝ることにします。
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